MOTHERHOUSEブランドを通して考える、世界の多様性
マザーハウスのビジネスの核は、「マザーハウストレード」。一般のフェアトレードとの違いは、徹底的に品質にこだわることです。発展途上国に関心のない方も、商品自体に魅力を感じて購入することも多いそう。購入をきっかけにSDGsを考え、購入後は長く使い続けることで、暮らしの中にSDGsを取り入れることにもつながります。
今回は、通勤用バッグを購入。毎日連れて行くものになるので、デザインと使い勝手を吟味して選びました。ポイントは、デザインとたくさん荷物が入ること、たくさん入れても型崩れしないこと。使い始めて少し経ちますが、意外に良かったのが底鋲の安心感。とっても気に入っています!
他の企業から学ぶ 20代~70代社員全員のボトムアップで大変革した魅力的な会社
東京の老舗洋傘店、小宮商店さん。
社員15名ほどの小さい会社ながら優良の大企業と肩を並べ「東京都女性活躍推進大賞」「東京ライフ・ワーク・バランス認定優秀賞」を受け、また東京洋傘の伝統工芸士がいることで多くのメディアに取り上げられています。
10年前は、従業員の高齢化、国産洋傘の需要減少で経営は危機的状況だったのが、一人の女性パート社員入社がきっかけで、老若男女がやりがいを持って働けるようになり、売上は4年で3倍UP、職人の応募者数は以前の80倍になったそうです。
どんな取り組みをされたのでしょうか。
働き続けやすい社内制度整備、フォローしあう環境づくり(業務マルチタスク化で負担偏り防止)、ブランディング戦略、新人教育は「職人の背中を見て覚える」から「動画で確認できる」環境へ変更するなど、20代~70代の社員が意見交換しながらボトムアップで変革させていったのだそうです。実行力が素晴らしい。
小宮商店HP https://www.komiyakasa.jp/about/
(取組みについて紹介されています)
1枚めの写真は小宮商店さんからいただいたもので、社員のみなさんです。
先日、妹へプレゼントする傘を買いに行き、爽やかな水色の傘を選びました。
環境保護の観点からも、ビニール傘など捨てられやすい傘よりも、質の良い傘を大事に使い続けるのは大切なことですね。
地方観光地での新しい働き方の検証
mctがフルリモート体制になってもうすぐ3年。自宅リビングでの作業にマンネリを感じていたので、気分転換に地方でのリモートワーク、いわゆる「ワーケーション」を経験してきました。
宿泊したのは、「フェアフィールド・バイ・マリオット串本」。日本の文化、伝統、地方観光名所を国内外の観光客に巡ってもらいたいという想いのもと、地域の観光資源をネットワーク化することを目指して、道の駅に隣接するエリアでの店舗展開が行なわれています。
客室はもちろん、共有のワーキングスペースでも作業ができ、休憩がてらホテルの目の前に位置する観光スポット「橋杭岩」を散策したりと、新鮮な環境で仕事に取り組むことができました。
自然と人間社会が共生する世界的なモデル地域:水上町での文化・産業に触れる
観光と農業が主な産業である水上町。
この町の人々の生活や文化は、自然と人間社会が共生する世界的なモデル地域として2017年6月にユネスコエコパーク※に登録されると共に、2019年7月には国からSDGs未来都市に選定され、豊富な森林資源の保全・また、利活用を主なテーマとして、ユネスコエ観光と農業が主な産業である水上町。
この地域に暮らす人々はこの地域の持続可能性を高め、地域を後世にわたって存続させる使命を帯びているが、近年は人口減少の課題も抱える中で、主産業の1つであるガラス細工、制作工房を体験。
何かを0から作り上げる工程と苦労と、自分が作るものが形になる喜びをを子供たちに伝えることができました。
地方創生SDGs達成に向け、邁進している鹿児島県への訪問
地方創生SDGs達成にむけ優れたSDGsの取り組みを提案し、邁進している鹿児島県鹿児島市。
その鹿児島市を中心に、今回はさまざまなところを訪問してきました。
まず、伊佐市にある曽木の滝公園へ行きました。
この公園のメインは、名前にもある通り、曽木の滝。日本に「東洋のナイアガラ」と冠する滝は3つあるそうですが、そのうちの一つです。
滝のそば、20mほど離れている一番近いところでも、水飛沫が降りかかる勢いがすごく、圧巻の光景でした。
滝は鶴田ダムへ続き、薩摩方面へと流れていきます。
この圧巻の景色は、流れに流れて薩摩の人々の古くから生活を支えているようです。
次の紹介するのは、鹿児島市に位置する「いおワールド かごしま水族館」。
桜島へのフェリー乗り場の近くにあるこの水族館は、施設からそのまま錦江湾(鹿児島湾)へと繋がっており、日に数回行われるイルカショーに登場する子たちは、普段はこの錦江湾で過ごしているそうです。
独自でSDGsへ取り組んでおり、訪れる子供たちにも分かりやすいように説明した後、水族館で取り組んでいるSDGsを紹介。展示との連動を意識しながら掲載されていました。
海の生物に触れられる体験コーナーは誰でも楽しめ、海鼠は独特の感触が印象的でした。
本来は指宿へ訪問する予定でしたが、台風直撃していたため予定とは別の施設を訪問、また1日はホテル待機でした。
次回の訪問時は指宿含め他の場所も訪れようと思います。
多くの旅人がからだを休めてきた宿場町「八百熊川」でこころもからだも休まる旅
今回SDGsへの取り組みについて考える機会をいただき、私は福井県にある「熊川宿」を選びました。若狭湾から京都にサバを運ぶ「鯖街道」最大の宿場町として栄えた「熊川宿」は国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されており、山に囲まれた集落の中には用水路が流れ、ゆったりとした時間を感じることができる素敵な場所で1泊2日過ごしてきました。
若狭町と連携して空き家のリノベーションを実行されており、古民家や土蔵を古民家宿に改修したお宿は石庭とリビングが連なる⾵通しの良いお部屋でした。
福井県内で揚がった新鮮なお魚を地元スーパーで購入し、大きなアイランドキッチンを囲みながら、料理と食事のひとときを楽しむ事ができました。
翌日の昼食では「里山かまどご飯」の体験プログラムに参加してきました。
築130年の古民家のかまどで火を起こし、ご飯を炊き、きのこ汁を作りました。
「はじめチョロチョロ、中パッパ」
この言葉は“美味しいご飯の炊き方”を意味していて、かまど炊きが主流だった江戸時代に生まれたと言われています。
炊き始めは弱火でお米の甘みと旨みを引き出し、その後一気に過熱。
釜全体に熱を均一にいき渡らせることで、米の1粒1粒が輝きふっくら仕上がります。
初めての体験でしたが、出来の良いご飯が炊き上がり感動しました。
かまどの火起こしに使用する木も、余った木材を使用していると聞きました。
“若狭町の食文化”、“お釜からでるお米の湯気”といった宿場町の雰囲気を感じることができ、こころもからだも休まる旅になりました。
伝統農業物のOOS品を地域の業者でジュースにして子供食堂に寄附
山形県の先祖伝来の作物を活かす月山パイロットファームの紫折菜のOOS品(Out Of Standard=規格外農作物)と2021年の雹でダメージを受けた櫛引林檎を買って、地方事業者カクギンのOOSプロジェクトで ジュースに変えて、大阪豊中市の子ども食堂ごはん処 おかえりに寄付
庄内地域の農業事業を支援して(SDG 8, 12, 15番)、関西の20歳以下の子どもは、いつでも無料でご飯が食べられまる子ども食堂のお客さんに自然食品の店で売ってある高額なジュース並みのものを出す(SDG 1,2,3,10 番)
いつでも無料でご飯が食べられまる子ども食堂のお客さんに自然食品の店で売ってある高額なジュース並みのものを出す(SDG 1,2,3,10 番)
テレワークゴンドラでワーケーション体験!豊かな自然に触れWell-being!
自然豊かな高原リゾート、リゾナーレ八ヶ岳でWork×Vacation(Workcation)を漫喫してきました。
星野リゾートは長年、CSV経営を推進する中で、サステナブルかつユニークな試みを実施されています。
リゾナーレ八ヶ岳には、スキー場のゴンドラを再利用したワークプレイスがあります。
このゴンドラ、なんと私の故郷福島県から山梨にやってきたもので、スキー場「星野リゾート アルツ磐梯」で実際に使われていたとのこと。ゴンドラのカタチはそのままに、プライベートワークスペースとしての〝新しい価値〟を付与するという、リユースの斬新な取り組みは、星野ブランドだからこそ出来るユニークなものと感じました。
ソファーと机、モニター・電源が装備されており、クライアントとの打ち合わせも防音とWiFi完備で快適に!
私が仕事をしている間、娘は八ヶ岳の豊かな自然の中で森のアクティビティを体験。怖がりの娘が伸び伸びとアスレチックに挑戦する姿に成長を感じました。森のアクティビティ以外にも、アート体験や地域の果物を使ったスイーツ作りに、と、娘に笑顔が溢れます。ABW(Activity Based Working:働く時間も場所も選択できる制度)を活用し、自然広がる八ヶ岳で仕事をしながらも、娘の誕生日を祝い成長を感じ、幸せいっぱいの時間を過ごすことが出来ました!
一千有余年の歴史、 重要無形民俗文化財「相馬野馬追」に参加!
福島県南相馬市で毎年開催される、重要無形民俗文化財「相馬野馬追」に参加しました。
3日間にわたって行われる祭典で、期間中は約400騎の騎馬武者が甲冑をまとい、
太刀を帯し、市中を進軍しながら中心地である雲雀ヶ原祭場地に向かいます。
2日目に開催されるメインイベントである、「甲冑競馬」では、
先祖伝来の旗指物をなびかせ、人馬一体となり風を切り疾走する勇壮な姿を見ることができます。
時代劇の一幕を見ているかのような、迫力の姿でした。
夕食を食べた飲食店の店主さんのお話では、
2011年の震災後の2012年開催時には、地元の方々は仮設住宅から通ったりしながら開催に向けて協力してきたそう。
それだけの強い思いを力に、1千年以上の歴史が受け継がれているのだと感じました。
地域における文化振興のモデルケースの一つとして、
どの国や地域にも誇れる、地元の方々の姿と思いを実際に見ることができて感動しました。