大規模なSDGsの取り組み、瀬戸内国際芸術祭2022 〜秋期〜
瀬戸内国際芸術祭は、忘れられてきた島々に、現代アートの力を借りて訪れてもらい、地域の活性化、創生を行おうと開催されている芸術祭。『海の復権』というテーマをもとに、直島、小豆島といった10の島々と香川県、岡山県、広島県を含む大規模なSDGsの取り組みとなっています。
私は「女木島」「男木島」を選びました。グッドエクスペリエンスだったのは、作品案内の人たちや籠を背負いゴミを拾って回る方達。皆さん親切で笑顔で色々と説明してくれました。
聞けば、地元の方や高松からボランティアに来ている人たちでした。一度道に迷った時、家の前の椅子に腰掛けていた島のおばあちゃんが親切に道を教えてくれました。良き体験となりました。
100km完歩で感じた住み続けられる魅力ある街とは
10月22日朝に世界遺産姫路城を出発し24時間以内に100km歩いて大阪城にたどり着く
『関西エクストリームウォーク100』に参加してきました。
実際に歩いてみて印象的だったのは、やっぱり面白いことは現場にある!!
面白いことは人との触れあいで起きる!!ということ。
観光地として目立つような場所ではないけど、瓦で組んだ海沿いの歩道壁面や漁港、
大声で怒鳴る声がするから大勢で歩いているのに怒っているのかと思いきや「ナイスチャレンジ!!」と
ポジティブな応援を送ってくれるおっちゃん。(電飾のおじいさんとわんちゃんはまた別のサポーターです)
通りがかりの人と交わすやりとりや、私設エイドを作って温かいぜんざいを振舞ってくれる親子に出会ったりと、
そういう人に興味関心があり、お互いを認めるようなやりとりがスムーズに出来る街は住みやすい魅力のある街だなぁと思いました。
あと、現実的な話でいくと公共トイレが多い街っていうのも住みやすいに直結するのではないかと思いました。
長時間歩いてると何度もトイレに行くんですが、やはり人口が多い、増えているような街では
大きな公園があったり、人が集うような場所がありトイレ環境が良かったです。
近年は天災も多く帰宅難民や集団避難といったこともいつ起こるかわかりません。
その時に食事とトイレは非常に大きな問題になってきます。
そんな事態を想定して助け合いジャパンによるみんな元気になるトイレプロジェクトという活動があり、
全国自治体に続々とトレーラー型の移動トイレを設置していっているようです。(以前静岡県へ支援してみました)
http://corp.tasukeaijapan.jp/toilet/
少しでも良い環境を作れるために、備えておけることは今回のことをきっかけに取り組んでいきたいなと思いました!
DCD&DEL合同メンバーで学ぶ、沖縄の文化・自然
DELの池田さん、小川さん、矢野さん、DCDの一色さん、宮本さん、大渕の6人で、事業会社間の交流を深めつつ各自がそれぞれテーマを持って、沖縄の自然、文化を通じたSDGsの体験学習を行ってきました。
自然を通じての体験レポートは他のメンバーにお任せし、私は沖縄の街並み、施設から独自の文化、歴史を学ぶことをテーマに、那覇の街を探索してまいりました。
那覇の街を歩いていると、古くてやたらとエモい建物が多いことがまず目につきます。戦後のアメリカ統治時代の面影を残した建物が今もそこかしこに残っています。アメリカの古い映画に出てくるような建物、でもどこか沖縄らしい?雰囲気もある。本土とは異なる独自の文化が築かれたのだなと思います。
有名な国際通りを1本裏に入るだけで、これは廃墟?のように見えて実は店が営業している建物や、日本っぽい古民家にアメリカンなペイントが施された店舗などなど、東京はおろか日本ではここでしか見れないだろうというような光景が広がります。たくさん写真を撮ったのですがここでお見せできる枚数に限りがあるのが本当に残念です。
そんな街並みをブラブラしておもむろに発見した、巨大な綱。
那覇大綱挽というもののようです。
https://www.naha-otsunahiki.org/festival.php
発祥は古琉球までさかのぼるようなのですが、那覇が琉球王国の国際交流都市として繁栄するに従い、国王襲位の国家的慶祝行事として挽かれるなど、琉球王国の独自文化となったようです。戦時中は途絶えていたようですが、祖国復帰の前年1971年に復活、1995年にはギネスブックによって世界一のわら綱と認定されるなど、沖縄最大の伝統行事として定着しているようです(恥ずかしながら全く知りませんでした)
実際目の前に立つと、でかい…!太い!(撮影時の私も今よりだいぶ太いですね…)
アメリカナイズされた戦後の風情にばかり目がいっていましたが、固有の文化にも触れることができ、
大変多くの気づきと学びになりました。
コロナ禍による町会での定期公園草刈りができない状況で草刈り機を使用した美化活動。
コロナの影響もあり町会・子供会・老人会で定期的にする公園の草刈りができず、また市に告げるも対応が遅くそんな状況下、雑草ボウボウ状態が気になり草刈り機を購入。
今まで鎌で刈っていましたが、数人では限界を感じたのでこの機に購入を決断しました。
草刈り機だと簡単に刈れると思っておりましたが、なかなか草が絡まっててこずりました。
今後も草が生えて気になれば個人的に草刈りを継続していければと思う。
土佐藩時代の姿をそのままに残す史跡、 高知城で歴史建築体験
大阪から車で約5時間。明石海峡を渡って、夏の南国高知に行ってきました。
高知といえばやはり坂本龍馬です。
「お〜い!竜馬」に始まり「竜馬がゆく」「龍馬伝」…と、
とにかく龍馬好きの私にとって高知は憧れの地でもありました。
そして、龍馬の物語の中でも必ず登場する、山内氏の居城。それが高知城です。
かつて明治維新の際には全国に250余りの城郭があったそうですが、
江戸時代からの本丸の建造物がそのまま残っているのは高知城だけ。
400年の歴史を誇る、まさにサスティナブルな建築物ともいえます。
追手門から入って特に目を引くのは、穴太(あのう)と呼ばれる伝統的な組み方をした石垣です。
自然にある石を加工しないままに積み上げているというから驚きます。
それでいて地震に強く、排水も考えられた構造なのだとか。現代の都市のあり方にも何か示唆を与えてくれる先人の知恵ですね。
その後、少し足を伸ばして景勝地・桂浜へ。
幕末の志士たちも同じ景色を眺めてきたのでしょうか。
澄みきった海の青と、空の青…また訪れたくなる最高の美しさでした。
伊勢神宮の歴史、おかげ横丁の街並みからSDGsを体感する小旅行
1300年以上の歴史のある伊勢神宮を参拝し、古来からの持続可能な取り組みを肌で感じてきました。改めて、意味を感じ参拝することで、とてもSDGs(持続可能)をとても体験できました。
20年に一度の式年遷宮にはいくつか意味がありますが、技術伝承の上から、宮大工や神宝製作の匠の技を伝えるにも、二十歳代で入門、四十で一人前、六十歳代で棟梁や指導者になるというサイクルがあり、20年に一度行うという合理性にとても感銘を受け、SDGsを感じました。我々の仕事もついつい同じ担当者が長年行い、属人的になりがちですが、この式年遷宮を見習わなくてはと思いました。
また、おかげ横丁を見ても、古くからの街並みを残しつつ、創業300年以上続く赤福の営業車が電気自動車であることに、古いものを残しつつ、環境に配慮した新しいものを取り入れるハイブリッドなSDGsも垣間見ました。
外来生物の襲来でSDGsを体験!!
自宅の近辺で外来生物のセアカゴケグモが発生しているとの情報が飛び込んできました。元々、家の近くが大きな公園のため虫は多かったのですが、さすがに刺されると大変だということで調べたところ、セアカゴケグモは外来生物の中でも生態系に被害を及ぼす特別外来生物に指定されており、SDGsの取り組みとして駆除をおこなっている自治体もあるそうです。
我が家の側溝もチェックしたところ、それらしきクモの巣がチラホラ。急いで大型ホームセンターへ向かい、ズラリと並んだ高圧洗浄機の威力を確認し、クモ退治スプレー、軍手を合わせて購入して帰宅。市が配布しているパンフで側溝のクモと巣をチェックし、クモ退治スプレー噴射。しっかり手袋をして側溝の蓋を外してみると、なんと卵数個と1匹の本体が確認されました。高圧洗浄機を噴射して取り除き、クモの巣と温床になりそうなコケや落ち葉も根こそぎ除去しました。再度、予防のためのスプレーを側溝全体に振りかけて完了。プランターの裏や自転車にも巣を作るというので念のためスプレーしておきました。なかなか切れないネバネバしたクモの巣を見つけたらご注意ください。
突然の外来生物の襲来で思わぬSDGsを体験。住み続けられるまちに、陸の豊かさを守るために定期的にチェックして外来生物の駆除に取り組んでいきたいと思います。
東海道五十三次、五十三番目の宿場町が商店街ホテルで『ステイファンディング』
かつては東海道五十三次で最大の宿場町として多くの人と物資で賑わっていた大津。
しかしながら今は商店街もシャッター化が進み、活気を取り戻すために町家を再生してホテルに転用するという取り組みをおこなっている。
しかも商店街全体をホテルと見立て、町家は客室、商店街はホテル内のレストランやお土産物店という位置付けに。
客室内に置かれた菓子や飲み物も地元のものが用意され、「買って帰ろう!」と自然と商店街にも足が向く。
泊まることで街が蘇るという、新しい『ステイファンディング』という形で街を活性化。
大観光都市ではないからこその地元に密着した取り組みで大津という街を深く知ることのできる旅となった。
歴史的建築物をプレミアムなホテルにアップデート!
歴史的建築物・新風館を再開発した、Ace Hotel Kyotoを見学しました。
京都市の登録文化財に指定されている「旧京都中央電話局」を活かして造られたホテルで、2020年にアメリカ発のAce Hotelアジア1号店として、隈研吾さんが監修し、新たなホテル複合施設として生まれ変わりました。
私が今回ここに行きたいなと思った理由は、建築物の持続可能性を感じたことと、何よりAce Hotelの考え方に興味をもったからでした。
Ace Hotelは、その土地に根差したホテル造りを追求しており、地域コミュニティや周辺企業とコラボレーションをすることで新しい文化発信と地域活性化の拠点を作ろうとしています。
実際に見学すると、日本の伝統工芸が内装に多く活用されており、さらにシームレスな空間で個展やグッズ販売がされていたり、24時間誰でも入れるカフェがあったりと、宿泊だけでなく交流や体験もできる空間でした。新旧の良さを同時に味わえるこのような特別な空間がもっと増えていったらいいなと思います。
古本市で再発見、街と人とのいい関係
私が暮らす東京の谷中・根津・千駄木、通称「谷根千」と呼ばれるエリアでスタートした「不忍ブックストリートの一箱古本市」に参加しました。
「一箱古本市」とは、その地域に点在する店の軒先を借り、その前で一人が一箱の古本を販売・交換するという、誰もが自由に参加できるイベントであると同時に、本を介して街や人と向き合うきっかけをつくるイベントです。
コロナ禍の影響もあり3年ぶりの開催となった今年は「忠綱寺」と「HOTEL GRAPHY NEZU」の2拠点を会場に、
全25箱の店主が参加しました。
本を選定する喜びや1冊の本をきっかけに話が広がっていく面白さは普段の仕事でも感じていますが、
本を通して隣人さんやこのイベントの為にこの街にやってきた人たちと話が弾む面白さは、昔の井戸端会議そのもの。
軒先という小さなスペースや一箱という気負わなさ、「本」という会話の種が人の心を解くのだと実感しました。
SDGs目標11の達成には、魅力あるまちづくりが必要不可欠です。
この街に暮らして十数年、会社家の往復だけでは見えてこないこの街の在りようや人の魅力を再発見した2日間となりました。
人口減少が続く地方の街での新しい働き方とにぎわい作りの取り組み
人口減少・高齢化が続く南房総の街で、漁師の仕事をしながら軽トラのコーヒー屋台を開業して海岸エリアに人の集まる場を作る取り組みをしている面白い人がいると聞き、その方が営む「フーテンコーヒー」さんに立ち寄ってみました。
その場で軽く話を聞くと、オーナーは20代の方で、大学時代を過ごした江ノ島でコーヒーを飲みながら海岸沿いでくつろいでいる人たちがたくさんいる風景を見てすごくいいなと感じて、海がきれいな地元にも同じような場を作りたいと思ったそうです。その思い通り、お店のある原岡海岸の桟橋近くには多くの人が集まり、流木に腰掛けてコーヒー片手にゆったり過ごす風景がありました。
コーヒー屋台との“複業”でやっている漁師は家業とのことで、高齢化で継ぎ手も減っている中、お店のSNSなどを通して漁師の魅力も伝えたいとも考えているそうです。
「地元にこんな豊かな風景があるんだ」「地元にいてもこんな働き方できるんだ」と知ってもらい地元を出た人が帰ってくるきっかけを作りたいという思いもあるそうです。
訪問を通して、地方の街での新しい暮らし方の可能性を感じ取ることができました。
瀬戸内国際芸術祭を通してSDGsを学ぶ
地域とアートの取組みについてかねてより興味があり、この度、瀬戸内国際芸術祭2022に参加してきました。
瀬戸内国際芸術祭とは、2010年から3年に1度のペースで開催されている芸術祭で、今年で5回目の開催となります。
瀬戸内国際芸術祭はSDGsの取組みに力をいれており、「海の復権」やゴミ・空家問題について取り組んでいるほか、島それぞれでも地産地消、地域再生、海や緑の保全など、さまざまな活動が行われています。
そんな数あるSDGsの取組みの中で私が注目したのは、犬島にある、犬島精錬所美術館です。
この美術館は犬島に遺された銅精錬所の遺構を保存・再生した、循環型社会を意識した美術館です。
「在るものを活かし、無いもの創る」というコンセプトでつくられた美術館は、犬島由来の素材を利用したり、太陽や地中熱などの自然エネルギーを利用することで、環境に負荷を与えない施設となっています。
建物と海を掛け合わせた景観も素晴らしい上に、美術館内の展示も、建物を活かした展示がなされており、とても見応えのある素晴らしい展示でした。
犬島の他の作品や、他の島で見られるアートもどれも素敵なものばかりでした。
3年に1度の芸術祭、2022年の本年がちょうど開催年ですので、ご興味のある方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
北九州市:エコタウンセンターと環境ミュージアムを訪問
北九州エコタウンは、環境・エネルギー問題を解決しながら地域の発展を支えるエコタウンの取り組みや活動を紹介する一大プロジェクトセンターです。 響灘エコ・フロンティアパークは、風力発電や太陽光発電など、低炭素エネルギーの生産拠点として最適な環境を実現しています。
北九州環境ミュージアムでは、過去に公害問題が発生し、青い空と海を取り戻した歴史を紹介するとともに、より環境に配慮した生活を送るための実践的で楽しい情報を提供します。
両地域の訪問とセンターメンバーとの交流しました。
瀬戸内国際芸術祭で学ぶ「アート×地域再生」の在り方
3年に1度、瀬戸内の島々を舞台に開催される瀬戸内国際芸術祭は、「『海の復権』をテーマに、現代アートの力を借りて、島のお年寄りの笑顔を願い、瀬戸内海が地球上の全ての地域の『希望の海』となることを目指す、壮大な地域再生の取り組みである」という理念を掲げています。
実際に訪れてみると、島の暮らしや地域性にリスペクトが込められた作品が数多くあることがわかりました。独自の発展を遂げた産業にスポットが当てられた作品や、空き家や漂流物を扱った作品、産業廃棄物の不法投棄による風評被害にさらされた「食」の再生を目指す作品など、単に「島×現代アートによる観光地化」ではなく、「アートを通して地域を知り、学び、次世代に繋げる」という構図がきちんと体現されていると感じました。
島内の個人商店や飲食店は多くの観光客で賑わい、道端での果物や野菜の販売なども見受けられ、島民の方々にとっても一大イベントとして受け入れられている様子でした。またぜひ足を運びたいと思います。
石川県金沢市:古くて新しくて心地よいまちづくり
金沢市は、IMAGINEKANAZAWA2030と打ち出し、市民と来街者が「しあわせ」を共創するまちの実現を目指しています。戦火を間逃れたため古くからの町屋や用水がそのまま残っており、町屋をリノベーションした店舗が数多くあり、また木造や木材による統一感のある街なみが美しく洗練されています。
見所が中心地に集まっているため、バスや徒歩により巡ることができます。ひがし茶屋街、長町武家屋敷跡、主計町茶屋街、鈴木大拙館、金沢21世紀美術館を散策しました。
大阪市×ハルカス大学「SDGsで知る未来の環境編」に参加
オンライン開催