持続可能社会とアートの共存について考える。
アート制作は、人間の文化的な活動であり、言葉が生まれる前から行われていた行為でもあることから、人間が人間らしく生きるための欲求の一つと言えます。
私自身、教室の端でノートに落書きをするような子供で、社会人になった今でもアート活動を続けています。
しかし、持続可能社会がうたわれる昨今。
科学薬品で作られた絵の具を洗うことでの水質汚濁のことや、森林伐採の上に成り立つキャンバスの生産など考えると、水質や資源を無駄にしてまでアートを生み出すことに意味はあるのかと疑念を感じていました。自分の絵を書きたい欲求で「無駄」まで生産してしまっているのではないか、無駄を生産しながら創る作品に意味はあるのかと考えるようになりました。
人間らしい豊かな気持ちが生まれる反面、そのような懸念もあるアート活動。
持続可能社会とアートの共存について考えてみました。
今回使用したのは「カラーコスメを色材へとアップサイクルする」という考えから生まれたSminkArtという絵の具です。この絵具は、製造過程によるほんのちょっとの色味のずれなどで廃棄されてしまう化粧品を企業から買い取り、特殊な技術で水に溶ける粉末状の絵の具へと加工したものです。
ケースの蓋を開けると岩絵の具のような見た目の粉末の中に、ラメがチラチラ。ラメ配合の絵の具などは最近かなり多くなっていますが、やはりカラーコスメを原料にしているだけあって輝き方がひときわ上品。
早速絵の具をパレットにだして水て溶かします。どれくらい輝くかな?
絵の具を紙に載せて見ると、おお・・・
けして素直とはいえない独特な滲みにムラのある伸び方。
色の鮮やかさや、顔料の細かさなどは、専用の絵の具には劣りますが、それでも廃棄するのがもったいないと感じる上品な美しさです。初めての素材を使うときは、気ままに楽しみたいのでどんどん色を重ねます。
色の重なりと多種多様なラメの交わりが紙面を覆い尽くすのが楽しい。
気に入ったところで筆を止めて、きれいなラメが飛ばないようにフィキサチーフを丁寧に吹きかければ作品は完成です。
2時間ほど無心で色遊びを楽しみました。
今回こういったサスティナブルな絵の具を使った活動を通して、私自身とても考えさせられました。
しかし、一番に感じたのは、やはり「絵を描くということは最高」ということ。
好きな気持ちはやめられない。だけど、ほんの少し地球のことを考えてみて、こういった絵の具を使ってみるのも良いな、と素直に思いました。
この存在意義すら美しいラメの絵の具も、とても気に入りました。
好きを「我慢」することはどうしても難しく続かなかったりするけれども、
好きに、出来ることを「取り入れる」ことは案外簡単に出来るかもしれないと感じました。
出来ることから少しづつ。持続可能社会のために行動を続けます。
もちろん「好き」も持続させながら。
つくる責任、のむ責任 / 広島が世界に誇る Japanese Craft Gin
Sober Curiousという、敢えてお酒を飲まない選択をする人が欧米のミレニアル世代を中心に増えているらしい。浪速のミレニアル世代である私も、時流に乗るべくお酒はミニマルな消費に抑え、サステナブルなライフスタイルを心がけています。
一方で近年はすっかりジンにはまっており、この機会に蒸留所の見学をさせていただきました。
ー クラフトジンを求めて
廿日市市にあるSAKURAO DISTILLERYは、100年以上続く酒造メーカー、サクラオB&Dの蒸留所です。
クラフトジンは日本でも盛り上がりを見せていますが、「飲む香水」とも言われるように個性的なボタニカルを使用した風味が特徴です。こちらでは珍しく地元で採れるというジュニパーベリーや、特産である柑橘類、牡蠣の殻などを使用し、広島にこだわったジンを製造しています。
ー 環境を守り、次世代へ繋げる
地域の特性・資源をいかしたものづくりを持続的に行っていくためにも、環境保全活動を行っているそうで、美味しい商品をつくる使命やブランド存続の思いと同時に、豊かな自然環境を次世代へ繋げようという責任が感じられました。
ー のむ責任を果たす
好きな商品の背景を知ることは、その取り組みが賛同できるものであれば、より消費体験の満足度が高まって良いですね。
見学の最後にはお土産もあり、桜尾ジンが飲めるお店をたくさんご紹介いただきました。責任をもって一つ一つ訪れたいと思います。
音楽の力で東北に光を!『ARABAKI ROCK FEST.22』で感じた自然野外型フェスの可能性。
東北地方では最大の自然野外型フェスだが、コロナ影響もあり2年連続で中止、3年ぶりの開催となった。そのためステージ数と飲食店舗の出店数は減少、スケールダウンしている印象があり少々不安もあった。
ただ実際に足を運ぶと、演者・スタッフ・観客関係なく、このフェス成功させようとする姿に溢れていた。予算と最新の設備に任せた仕掛けがないからこそ、大事な人と人との繋がりや、文化を真正面で感じる【ここにしかない空間】が満ちていたのだ。
ポジティブなパワーとアイデアで人を巻きこみ、DIY精神をもって自分たちで築き上げる自然野外型フェスは芯が強く、揺るがない。音楽×経済×地域文化の継続的な形成ができるのではないだろうか?
家族、友人、子供とSDGSについて学んできました。
家族、友人、子供たちと一緒にSDGSについて学びに行ってきました。
会場では、たくさんの企業がSDGSへの取り組みを紹介しており、
普段の生活の中にも、早速取り入れられる取り組みや、
ワークショップを通じて新しく学ぶことができました。
会場には小さな子供が多く、小さなころからこのような
日本のことだけでなく世界基準で環境や、エネルギーについて
考えることができる良いきっかけになったと思います。
フェアトレードの取り組みで栽培されたコーヒーを購入し、
生産者への、適正な価格と長期的な取引を約束し、第三者の客観的な
立場から定期的に監査を行い国際フェアトレード認証ラベルによって
保障されていることも学ぶことができました。
規格外野菜を購入し、農家さんを応援・食料ロス減少の取り組み
味はいいのに形がふぞろいやキズありで食べらるのに出荷できない野菜がたくさんあります。引き取り手がいないとそのまま廃棄されてしまうことも。
日々の生活の中で家族で貢献できる取り組みとして、もったいない野菜を購入し、家族でおいしくいただく事で、少しでも廃棄を減らす活動を継続していきたいと思います。
形が悪く不揃いでも切ってしまえば同じ、大きすぎるなら切り方を変えて、少し硬くなっているなら揚げてしまえば柔らかく、少しの工夫で美味しくいただける事を子供達にも料理を通じて教えていきます。
最寄りのスーパーでも時々、不揃い野菜の詰め放題をやっているので子供と楽しみながら参加しています。
購入野菜
形の悪いニンジン・不揃いミニトマトとピーマン・収穫時期が少し過ぎてしまった春菊・大きすぎる玉ねぎ・小さいチンゲンサイ・ぶなしめじの株元・こぶりのミカン
献立:
■チンゲンサイの炒め物
チンゲンサイ・ニンジン・ピーマン・豚肉・パプリカ・ゴマ・ウエイパーで味付け、とろみをつけて完成。
形が悪くても切ってしまえば問題なくおいしくいただけます!
■春菊・ぶなしめじの株元・ニンジンのかき揚げ
少し硬くなった春菊と見た目が悪いしめじ株は、ニンジンと油揚げとあえてかき揚げにすることで、硬さも・見た目もクリア。
ビールのあてに最高
■温玉ねぎドレッシング和え
大きいので1センチ幅にカットして電子レンジでチン! お気に入りのニンニク旨ドレッシングと鰹節をかけて。
玉ねぎがとても甘くてトロトロでした。
■トマトのハニーマリネ
傷のついたトマトの皮は湯むきして、ドレッシング和えに(酢・はちみつ・砂糖・オリーブオイル・黒コショウ)
トマトが苦手な子でも食べられます!
今からでもできる食品ロス削減への取り組み
大阪を中心に全国に店舗を展開されている「食品ロス削減ショップecoeat(エコイート)」さんに伺いました。
「食品ロス」とは、まだ食べられるのに廃棄される食品のことで、日本でも社会問題となっています。
エイコートさんでは、事業者さんから食品衛生上問題のない廃棄予定品を引き受け、店舗で販売をされています。あくまで食品ロスに関する啓蒙活動と、地域貢献といった姿勢で運営されているからか、店内は様々な年齢層のお客さん達で溢れており、食品のありがたみを噛み締めながら買い周りをされているように感じました。
今回は、普段とは違う食品を試してみようとも思い、沢山購入していましたが、どれも美味しく頂きました。
資源活用について学ぶキャンプ・アウトドア体験
小学生野球チームの子供たちを連れて、千葉県の「昭和の森フォレストビレッジ」で宿泊キャンプを行いました。
自分たちが海釣りで採った魚を調理して食べるなど、その地域で採れたものを消費する経験を通じて、地域の中で資源を大事に消費しながら循環させていくことの大切さを学ぶことができました。
また普段は東京都内で暮らす子供たちにとって自然の中で過ごすキャンプは非常に新鮮で、電気や水を大切にすること、ゴミや廃棄を出来るだけ減らすことなど、エコな生活を実体験を通じて理解することができる貴重な経験になりました。
ミニ社員旅行で沖縄の自然と琉球文化を体験学習してきました!
SDGsの体験学習を通じて、会社のメンバーと交流をはかろうと、DCDとディライトの6人がそれぞれにテーマを設定し、沖縄へミニ社員旅行に行ってきました。
皆さんの中には琉球ガラスを使っておられる方もいると思いますが、琉球ガラスは一般的なガラス製品に比べて厚みがあり、また小さな気泡がガラスの中に閉じ込められていたりしませんか?
これは本来なら良くないとされてきた再生ガラスのマイナスポイントを、琉球ガラスの個性として捉えて、デザイン&製作したのが転換点になり人気になったと教えていただきました。
琉球ガラスは明治時代に長崎から伝わったと言われていますが、一般的に普及したのは、食料や資源の入手が難しかった太平洋戦争後。アメリカ軍基地で捨てられたコーラやビールの空き瓶を溶かして再生したことが始まりのようです。今もほとんどの工房が機械に頼らず、竿先に付けたガラスをひとつずつ丁寧に吹き込んでいく製法が伝承されています。
沖縄には古くから「あたらさ〜」という方言があります。勿体ない・大切に〜の意味ですが、すべてのものを無駄にせず大切に使う暮らしは、現代に生きる私たちも見習わないといけないと、今回の旅行を通じて改めて考えさせられました。
ガラス工房の朝は火入れから始まります。年季の入った水差しや花器も見せてもらいました。
宿泊先はSDGs、社会貢献に積極的な企業のホテルを選びました。サンゴの保護や紛争地域での支援活動などを頑張ってました。
グループでの旅行の前はPCR&抗体検査を忘れずに!
無印良品が提案するサステナブルなライフスタイル
1Fには菓子やコーヒー、雑穀、ナッツ、ドライフルーツなど50種類の食品から必要なものを必要なだけ購入できる食品量り売りのコーナーは“食品を無駄にしない”というサステナブルなスペース。
隣には、缶詰やレトルト食品など、お家で余っている賞味期限が残り2ヶ月以上かつ回収対象に当てはまる食品の回収窓口となる「食品回収ステーション」も設置されていました。
回収された食品は、食べ物を必要としている福祉団体や施設などに寄付されるようです。
3Fには「洗剤の量り売り」や「古着の回収ステーション」など、無印良品らしい環境に優しいコンテンツも充実していました。
身近な生活に根付き信頼がある「無印良品」というブランドがサステナブルの取り組みを簡単にできる環境を提供しているところが魅力的でした。また、生ゴミを土に返す「コンポスト」を簡単にできるキットを使ったの実験を行って情報提供もしており、チャレンジしてみようと思います。
コーヒーでエコなあれこれを。 調べてみるとコーヒーはなかなかエコな飲み物でした。
勤務中にはコーヒーを飲んでいるのですが
在宅勤務がメインになってからは自分で好きな時に入れられるため
ドリップパックを大量消費することになり、
ゴミも増えたことが気になっていたので
コーヒープレスを購入することにしました
選んだのはBODUMのトラベルプレスセットというもので、
タンブラー型のフレンチプレスコーヒーメーカーです。
・保温性もあり、このまま飲めるので洗い物が増えない。
・コーヒーかすは消臭剤として再利用。
・休みの日は子供と公園など出かけることが多いため水筒に入れて出かけます。
いまはフェアトレード コーヒーを中心に
気に入った味のコーヒーを探す楽しみが増えました。
「廃墟の女王」から「観光の女王」へ。美しき負の遺産による、地域再生の歩み。
日常生活で出会うことは少ないですが、世界には数多くの「廃墟」が存在しています。“所有者はいるが、管理者はいない“という状況が多く、倒壊の恐れもあり、立ち入り禁止とされていることがほとんど。『そんな場所、早く取り壊してしまえ』という声も当然あります。しかし、立地が悪く活用手段の乏しい土地に建つ廃墟では、取り壊しの費用が捻出できず、そのままのカタチで放置されているのが現状です。
アールデコ調のデザインや自然との調和による美しさから、『廃墟の女王』という愛称で親しまれてきた「摩耶観光ホテル(以下、マヤカン)」も、そのひとつ。マヤカンは、日本で初めて国登録有形文化財に認定された文化的価値の高い廃墟です。例にもれず、安全性の理由から内部への立ち入りは禁止されていますが、その美しさから不法侵入が後をたたず、管理は難航していました。
今回、私が参加したのは、摩耶山に眠る価値ある遺産を、安全に(合法的に!)観てもらうために開催されている「摩耶山・マヤ遺跡ガイドウォーク」。頑なに「立ち入り禁止を貫くのではなく、一般公開する方が安全に観てもらえるのではないか」という思いから、地元団体「摩耶山再生の会」が企画・運営しているイベントです。正直、マヤカンにしか興味はありませんでしたが、わずか数時間で摩耶山という魅力の沼にどっぷりハマることになりました。
まず初めに驚いたのは、参加者の多くはソロで参加されていたことです。一人でも参加したいという、根強いマヤカン(摩耶山?)ファンが集まっていることに感動しました。そわそわしている内にツアーがスタート。ロープウェイから眺める山々の絶景から始まり、倒木したまま残された「親子杉」やオーナーのクセが色濃く反映された「摩耶花壇」など、各地に散りばめられた遺産の一つひとつが目的地になるクオリティ。なにより、ガイドの慈 憲一さんによる、当時の人たちの生々しくもクスッと笑えるエピソードが面白い!その中に紛れていた『摩耶山は傾斜が急で過酷な環境だから、今日観たモノも、次に来るときは無くなっているかもしれません。どうか、みなさんの記憶に残してあげてください』という言葉が心の奥に刺さりました。
様々な名スポットたちのおかげでお腹いっぱいになってきたところで、ついに最終目的地であるマヤカンに到着。山道を長時間歩き続けて疲れていたはずの参加者も、あきらかに興奮しているのがわかりました。
『ホテルとは言っても宿泊より日帰りのお客さんが多かった』
『映画の撮影があるとラクガキを上手に消してもらえる』
写真では何度も観てきたはずでしたが、慈さんのガイドを聞きながら生で観るマヤカンは、刻み込まれた歴史と美しさで私を圧倒し続けました。残念ながら今回は、内部には入れなかったのですが、実験的に内部を探索できるVRコンテンツも公開しているとのことです。(要チェック!)
『秋には紅葉がすごく綺麗なんですよ。今回は行けなかったところまで行けるイベントを今秋に実施予定なので、ぜひ参加してください』
今秋の予定が、ひとつ埋まりましたね。
マヤカンを観てみたいという軽い気持ちで参加した今回のツアーでしたが、摩耶山で生きていた人々の暮らしや想いを、そこに残された遺産と今を生きる人々がつないでいく、価値ある取り組みだと感じました。管理保持が難しい廃墟という「負の遺産」を「観光資源」へと転生させた、美しい事例のひとつではないでしょうか。
エシカル消費を体験 〜100%アニマルフリーなエコダウンジャケット〜
今年の寒波に堪えられず、ダウンジャケットを探し求めていたところ、100%アニマルフリーで動物、人間、環境にやさしい製品を作る「Save The Duck」のエコダウンジャケットに出会いました。2012年イタリアミラノ生まれのブランドです。
お店の方によると、近年SDGsへの関心が消費者でも高まり注目を浴びている商品とのことでした。多彩なカラーリングとデザインバリエーション展開があります。
私は-20℃〜-5℃でも対応可能な1番暖かいタイプのものを選びました。防風機能も抜群で寒く風が強い日でも快適に過ごせます。人間の防寒具に必ずしも動物の毛が必要なわけではないと実感しました。
新たに物を買うとき、その物がどのように作られているのか、地球や人間、動物に配慮された製品なのか、今一度立ち止まって考えてみるとエシカルな消費ができるかもしれません。これからも新しい消費の在り方を探っていきたいです。
地球と人にやさしいEthical Choiceの製品を体験&高尾山の自然や生き物との共生を考える
人体や環境に負荷をかけないことを掲げた「Ethical Choice」から生まれた「何度でもエプロン」を購入。フィンランド発、木質由来の新素材によって作られ、ムーミンバレーパークのテーマである寛容や多様性を表現したデザイン。実際、娘に使ってもらいたかったが、イヤイヤ期のため拒否された。今は幼すぎたのかもしれないが、地球環境を考えての行動や選択が当たり前になるように一緒に取り組んでいきたい。
また、身近な自然である高尾山の599ミュージアムにて、いかに色んな植物・虫・動物たちと共生しているのか実感した。世界一登山客の多い山らしいが、ここでの発信が生物の多様性の保護や山の開発と共生に関して考えるきっかけになれば良いなと思った。
カーテン選びに困ったので、グリーン(購入法適応)を選んでみた
カーテン選びって大変ですよね。
分厚い見本帳を渡されて「さあ、これから選んでください」って言われてもどうやって選ぶか…。
困ったあげく、環境にやさしい「グリーン購入法」適合の商品から選ぶことにしてみると、かなり絞り込めました。
(もう少し種類があってもよかったのですが)
商品選びに困ったら、「グリーン購入法適合商品」を選んでみるのはどうでしょうか。
企業が購入するときだけでなく、個人でも取組が可能です。
いつも目にするものから、「SDGs」を意識させられます。
自らの環境負荷を軽減するとともに
環境課題の解決に貢献するためCTP無処理版を採用
株式会社ライブアートブックスは、美術書・写真集・図録など印刷再現性の高い印刷物制作をメインに、企業様のカタログ制作などを行っている会社です。私たちは、自らの環境負担を軽減するとともに、環境課題の解決に貢献するため、「CTP無処理版」を採用いたしました。
「処理薬品&廃液ゼロ」…自動現像機によって、現像処理のための薬品はもちろん、廃液も一切出ません。また、浄化槽等に関連する設備維持費といったコスト改善にもつながります。「省スペース化」…CTPセッターの設置場所を刷版室に制限する必要がなく、現場の動線や作業効率の改善、刷版設備の自動化につながります。「刷版出力コストの削減」…設備費用や廃液代だけでなく、管理者の人件費を低減することもできるため、ランニングコストの削減にもつながります。
また、「森を守るマーク」森林認証制度FSC®︎を推奨しています。現在、世界中で森林の破壊や劣化が大きな問題となっています。しかし、木材をはじめとする林産物は私たちの生活に不可欠なため、森林をまったく使用しないということはできません。そこで、適切な森林管理が求められています。FSC®︎(森林管理協議会)は、このような問題を背景として1993年に設立されました。この国際基準は、森林管理における環境、社会、経済的影響を考慮した10の「Principles and Criteria for Forest Management:森林管理に関する原則と基準」から成り立っています。
社内システムの電子化(クラウド化)により
ユーザビリティの向上とペーパーレス化を実現
大伸社グループとして、シェアードサービス業務を担うDS&Cはこれまで様々なシステムを電子化(クラウド化)してきました。古くは、勤怠管理システム(King of Times)、Web給与明細サービス(Money Forwardクラウド)の導入に始まり、最近では電子検収システム(WAN SIGN)、クラウド型マニュアル共有サービス(TeachmeBiz)など、ユーザであるグループ社員がいつでもどこでも利用できるシステムに変えることで、リモートワークへの対応と並行してペーパーレス化への取り組みも実現してきました。今後も新しいテクノロジーを取り入れながら、環境への貢献とユーザ満足度の向上に向けて取り組んでいきます。