SDGsに積極的に取り組む万博記念公園をまるごと体験
万博公園の広大な公園に木々は年間約200m2の間伐材が出ると言われています。園内にあるカフェNORTH GARDENではそんな大量の間伐材をピザを焼く薪として利用しています。また商品の包装材には再生紙を、ドリンクには搾汁後のサトウキビで作ったストローを使用するなど環境への取り組みを徹底しています。
昼食後は水辺に住む生き物の観察と外来種の駆除を体験しました。アメリカザリガニも2匹捕獲し、池の環境保全に貢献できたと思います。因みに日本在来種である日本ザリガニは北海道と東北北部にしか生息していなく、環絶滅危惧Ⅱ類に選定されています。
その後も園内のSDGS関連の様々なスポットを散策し、SDGSに対する知識を家族で深めることができました。
農薬を使わない、化学肥料を使わない農業、 コーヒー豆の有機無農薬栽培で持続可能な農業を考える。
日本での栽培は大変希少ですが、実は滋賀県守山市にコーヒー栽培されている農場があります。今回見学した守山農場で栽培されているコーヒーノキは、ティピカ種というコーヒー原種の一つといわれている品種です。
ここではスマート農業へのアプローチとして、AIによる栽培環境の最適化に取り組まれていました。計測したデータを解析、地上や土の状態から通気・散水・施肥・葉面散布などの指示を自動化システムでコントロールされています。AIの最適化思考により作物本来のパワーを作物自身の力で発揮させる自然に導かれた農業の実践といえます。
サステナブルでいてワールドクラスのコーヒー生産にチャレンジする守山農場の取り組に未来農業の姿を垣間見ることができました。
故郷の川のリバークリーン活動
4月から6月にかけて、故郷の川「柳瀬川」の河川敷にて、娘とゴミ拾い活動を数回行いました。柳瀬川は東京と埼玉の境を流れる川で、自然もまだ少し残っています。
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ゴミ拾いをすること自体、娘は初めての経験で、どんなものが捨てられているかを実際に見て、マナーを守る気持ちが強まったようです。また、声をかけてくれる方もいて、娘の自尊心も少し良い方に育ったように感じます。
昨年から娘と釣りに行き始め、自然を通して娘に様々なことを教えています。自分が子供の頃では経験できなかったことを40年経ってから娘とできたことが嬉しく、その環境を守るためにも継続的に活動していこうと思っています。
SDGs日本モデル宣言を掲げている 群馬県みなかみ町を訪問
みなかみ町は、地域の豊かな自然と共生しながら街づくりを行ってきました。
それらの取り組みや、街の姿そのものが世界の目指すモデルであると評価され「ユネスコエコパーク」に登録されています。
50年前に降った雨や川の水が地中に染み込み、湧き出た温泉や
日本三大急流の一つとして知られる利根川でのウォータースポーツが観光の目玉です。
この環境を守ってきた方々に感謝をしながら、自然の美しさを存分に味わってきました。
自然を中心とした魅力的なまちづくりを体感し、豊かな資源を守っていきたいと改めて感じました。
箱根・ポーラ美術館から自然との共生のあり方を学ぶ
開館以来、「箱根の自然と美術の共生」というコンセプトを掲げつづけているポーラ美術館を訪問しました。事前にHPで美術館の基本理念やSDGsへの取り組みを知り、訪問がさらに楽しみになりました。
https://www.polamuseum.or.jp/about/sdgs/
実際に訪問してみると、景観に配慮し、建築の多くは地下に埋まっているのにも関わらず自然の光を多く取り込み、明るく開放感を感じられました。開館10周年を記念して整備された、全長1kmの森の遊歩道ではブナやヒメシャラの新緑が美しく、野鳥のさえずりを聴くこともできます。
自然の中に佇む彫刻作品を見ることもでき、まさに自然とアートの調和を体感できるような空間でした。
様々な建造物を、頻繁に建てては壊している東京にいると感じられにくい「自然との共生」というテーマについて、改めて想いを馳せることができました。
自然に生殖する植物について色々知ることができました
今回、中学の恩師(理科)と同級生と山歩きをする機会があり、恩師と同級メンバーで矢田山に行ってきました。
植物を専門とされている先生だったため、歩きながら色々な植物について解説していただき、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
途中で 生殖植物の保護活動をされている方に出会ったり、生態について調査されている方に出会ったりと、全く触れることがなかった世界を垣間見ることが出来たことは、今回山歩きをしたからこそと思います。
知らなかったらただの草花として刈ったり摘み取ったりしてしまいがちですが、なんでもない草が保護対象になっていたり、自然に咲いている小さい花が絶滅に瀕していたり、知識がある方と一緒じゃないとわからなかったことをたくさん教えていただきました。
地元「有馬温泉」で、SDGs体験!
今回、SDGs目標8「働きがいも成長も」意識しつつ、雇用創出や伝統を守るためにも「持続可能な観光業」の体験をしてきました。
訪れたのは豊臣秀吉が愛したことで有名な「有馬温泉」
伝統銘菓である炭酸せんべいの工場見学をしたり、築60年の歴史ある旅館に宿泊し、
有馬温泉の名物湯金泉につかり、地元食材の料理を堪能しました。
非日常体験をすることによって、新たなアイデアの発想や幸福感を得ることができました。
ありがとうございました。
日本初のビオホテルに泊まりました。
2001年にヨーロッパで発足した「ビオホテル協会(Die BIO HOTELS)」の厳しい基準をクリアした認定ホテルのことを「ビオホテル」と言うそうです。食事、コスメ、タオル、ベッドリネンなど、使用するものすべてがオーガニックなホテルが日本にもあります。日本初のビオホテル認証を受けた、長野県「カミツレの宿 八寿恵荘」に泊まってきました。
化学調味料や添加物を一切使用しないオーガニックな食事がでます。
食材は、自社農園や地元池田町の契約農家で丹精込めて育てられた野菜が中心です。
お風呂は自家栽培されたカモミールエキスの染み込んだお風呂で、環境にやさしいバイオマス燃料である木質チップで温めています。地元の間伐材などを利用して、山の環境保全や地元林業の活性化にも繋がっているそうです。
湯船を温める方法にまで気を配っているなんてすごいです…!
知る人ぞ知る人気ホテルでもあり、自然の中にいるかのような心地のよい贅沢な空間でした。
この宿を知ったきっかけをスタッフの方に聞かれて、会社からサスティナブルな旅行などに対して、
補助金が出ることをきっかけに見つけたことを伝えていたところ、素晴らしい制度だと感心されていました。
70周年事業をきっかけに、今後も大伸社にこのような福利厚生があると社員がいい経験が
できるきっかけになりそうですね。
まだSDGs×BENEFIT を計画されていない方、ご興味のある方は是非、日本国内のビオホテルを調べてみてください!
「伊勢神宮の式年遷宮がサステナビリティである」
日本らしいSDGsについて検索している中で「伊勢神宮の式年遷宮」という文言を目にすることがありました。
20年に一度、社殿を新しく造営する式年遷宮。
旧大伸社大阪本社のあった大阪市東成区深江は奈良街道沿いにあり、その昔、お伊勢参りに行く道中、菅笠を買うところでした。今は保存会の方が伝統工芸を継承されており式年遷宮にも菅御笠を献納しています。
身近な所で関与しているのに詳しく知らないこの行事。
1300年続いていることについて興味をもちました。
20年に一度行うことで 宮大工や工芸、森林の管理等の知識・技術は、職人が現役のうちに次の世代へと継承されます。
一万本もの檜を使いますが、20年でお役御免ではなく全国の神社で再利用され、その後100年以上古材たちは活かされているようです。
確かに計画と実行と再利用の循環がある。
そういった知識を得た上でお伊勢参りをして、せんぐう館も見学してみたいと思い行ってきました。
せんぐう館は
写真や模型、実物の展示、工芸品など定番かもしれませんが
1300年続いている人の想いが伝わるものでした。
伐った木に感謝をもつ。その気持ちが再利用されていくことへも続いていく。
宮大工さんの工法も、工芸品の匠の技も、必要とされる機会があるからこそ途絶えることなく継承されている。
色々なヒントが詰まっているなと思いました。
そして参拝客で賑わう神宮内は、凛としつつ穏やかで
この場所がずっと古来からつづいているのだと思うと、ぴんと背筋が伸びる気がしました。
銃および罠猟体験と、三重県多気町VISONの視察に行ってきました。
田舎でカメラマンをしながら狩猟をしている友人夫婦の元狩猟と、持続可能なまちづくりを基に開発されたVISONを体験してきました。
VISONはただのモールではなく、野菜を作りレストランで調理や、マルシェで販売する等、SDGsを切り口にした開発が呼び水となる地方の活性化の新たなモデルケースであると感じました。
結論から言うと、滞在中鹿やいのししは現れず、キジ一匹を仕留めたのみでした。
「陸の豊かさ」は保全だけではなく人間の適度な介入を持ってなされる面もあると、猟師の友人の実地で育んできた重みある言葉を聞きながら考えました。 そしてやっぱり新鮮なジビエは絶品です。