SDGsに積極的に取り組む万博記念公園をまるごと体験
万博公園の広大な公園に木々は年間約200m2の間伐材が出ると言われています。園内にあるカフェNORTH GARDENではそんな大量の間伐材をピザを焼く薪として利用しています。また商品の包装材には再生紙を、ドリンクには搾汁後のサトウキビで作ったストローを使用するなど環境への取り組みを徹底しています。
昼食後は水辺に住む生き物の観察と外来種の駆除を体験しました。アメリカザリガニも2匹捕獲し、池の環境保全に貢献できたと思います。因みに日本在来種である日本ザリガニは北海道と東北北部にしか生息していなく、環絶滅危惧Ⅱ類に選定されています。
その後も園内のSDGS関連の様々なスポットを散策し、SDGSに対する知識を家族で深めることができました。
貴重な自然環境に恵まれたキャンプ場で 子供と共に環境保全活動を体験学習してきました!
キャンプ場を選ぶ際は利便性で選ぶことが多かったのですが
今回はSDGsの活動をしているキャンプ場に行ってきました!
宿泊したキャンプ場の活動
・昆虫の産卵羽化場所や小川を造る。
・環境保全型の洗剤や石鹸を使用。
・使用済トイレットペーパーをゴミとして回収。
・排水は処理を行い調整池に放流。
環境を配慮した洗剤は汚れが落ちにくいのではないか?
トイレットペーパーをゴミとして回収するトイレは
衛生状態が悪いのではないか?
そんな潜在的な意識からなんとなく避けて通っていたのですが
固定概念が覆されるほどに整備された施設と
透き通った川の水に感動!
環境に配慮して行動することで、
綺麗な川が維持できることを
子供と共に体験できました。
農薬を使わない、化学肥料を使わない農業、 コーヒー豆の有機無農薬栽培で持続可能な農業を考える。
日本での栽培は大変希少ですが、実は滋賀県守山市にコーヒー栽培されている農場があります。今回見学した守山農場で栽培されているコーヒーノキは、ティピカ種というコーヒー原種の一つといわれている品種です。
ここではスマート農業へのアプローチとして、AIによる栽培環境の最適化に取り組まれていました。計測したデータを解析、地上や土の状態から通気・散水・施肥・葉面散布などの指示を自動化システムでコントロールされています。AIの最適化思考により作物本来のパワーを作物自身の力で発揮させる自然に導かれた農業の実践といえます。
サステナブルでいてワールドクラスのコーヒー生産にチャレンジする守山農場の取り組に未来農業の姿を垣間見ることができました。
ゴミ処理施設の取り組みから自然との共生を学ぶ
京都市伏見区の「さすてな京都」という、ゴミ処理施設を活用して環境について学べる施設を家族で見学してきました。
施設ではゴミ焼却の仕組み等が紹介され、大型クレーンでゴミが集められ焼却場へドサッと運ばれる迫力に思わず見入ってしまいました。また施設の屋上にはビオトープがあったりと自然との共生についても啓発していて、子供たちはカタツムリやトンボ、アジサイなどを観察して楽しんでいました。
この日の体験に刺激を受けたのか、子供達は帰宅後からゴミの分別を進んでやってくれるようになりました。同施設はコロナ禍の中、「自宅で学べる」ムービーの制作もたくさん行っていますが、やはり画面で見るのと間近で触れるのとでは体験の質と行動への影響力が異なるのだなあと、嬉々としてペットボトルを袋に入れる子供の姿を見て思いました。次の課題は「どうすればその意識を持続させられるか?」です。
これからの社会をつくっていく当事者となる我が子たちと、「貧困」や「社会問題」について考える場を設けました。
地球上の「誰一人取り残さない」ことを謳い、先進国と途上国が一丸となって達成すべき目標とされているSDGs。この大きな問題について、まずは「知る」ことから始めようと考えました。 そこで、これからの社会をつくっていく当事者となる我が子たちと、「貧困」や「社会問題」について考える場を家族の時間として設けました。
そろそろ自分の未来や社会の在り方について考えるべき年齢になってきた子供たちに、「14歳から考えたい貧困」という本(著:フィリップ・ジェファーソン、翻訳:神林 邦明 )を共有しました。 本に書かれている内容は、これまで不自由なく育ってきている子供たちにとってはまだ少し遠い場所の話に感じられたようです。 そこで、フェアトレード(経済的社会的に弱い立場にある生産者と経済的社会的に強い立場にある先進国の消費者が対等な立場で行う貿易)製品のチョコレートとコーヒーを食べながらいろいろと親子で話をしてみました。 まずはその製品の値段に驚いていました。これまで自分たちが食べてきたチョコレートとは少し値段が違っています。 自分たちが当たり前に口にしたり、使ってきた製品は、実はどこかの国の誰かの犠牲の上に成り立っているかもしれない。 そんな気付きを得たようでした。
また我が子から、社会問題の一つである動物殺処分や劣悪な環境で育てられる動物についての話題も出てきました。 ペットショップによってはひどい悪臭の中、狭いケースの中に入れられている状況も見てきた我が子たち。この状況もどうにかしたいと考えていたようです。 そこで、子供と話し合い、飼い主のいない動物に適切な医療を提供できるシステムを運用する団体へ寄付をすることにしました。 自分たちの生きていく社会がよりよいものになるよう、自分で考え、行動できる人間に育っていけるように、子供たちのサポートを続けたいと思います。
故郷の川のリバークリーン活動
4月から6月にかけて、故郷の川「柳瀬川」の河川敷にて、娘とゴミ拾い活動を数回行いました。柳瀬川は東京と埼玉の境を流れる川で、自然もまだ少し残っています。
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ゴミ拾いをすること自体、娘は初めての経験で、どんなものが捨てられているかを実際に見て、マナーを守る気持ちが強まったようです。また、声をかけてくれる方もいて、娘の自尊心も少し良い方に育ったように感じます。
昨年から娘と釣りに行き始め、自然を通して娘に様々なことを教えています。自分が子供の頃では経験できなかったことを40年経ってから娘とできたことが嬉しく、その環境を守るためにも継続的に活動していこうと思っています。
身近なレストランでのSDGsの取組を学びました
北海道恵庭市の「えこりん村」に行ってきました。
この施設は、レストラン「びっくりドンキー」でおなじみの(株)アレフが運営していています。
新千歳空港から車で約30分。中には庭園や牧場・レストランがあります。
ウェルカムセンター内に着くと、びっくりドンキーでの取組を紹介するコーナーがあります。お店で出たごみや制服を資源にする取組や、おなじみの木のお皿をリユースする取組など、循環型の仕組みを取り入れていて大変学びになりました。
印象的だったのは「お子様完食応援イベント『もぐチャレ』」。楽しく食べる喜びを体験してもらうという発想はSDGsという視点だけでなく、子育ての視点でもいい気づきを得ることができました。
家庭菜園から繋がるSDGs
コンクリート舗装されたガレージに、ベジトラグ(立体式プランター)を設置して家庭菜園を始めました。
玄関の目の前での栽培なので、収穫にざるを使ったり、店頭で売っているお野菜のような包装がいらないので、プラスチックごみの軽減につながります。
また店頭では出ない捨てられる若芽や出来損ないの野菜を
食べるものへと活用して廃棄物を減らす活動や食品ロスに貢献できます。
今回は小松菜の若芽をスープに使ったり、
無事収穫できた茄子と小松菜はバターソテーにして朝食のおかずにいただきました。
虫と格闘したり、思ったように実がならなかったりとお世話にかなり手間取りましたが、
次の季節には何を植えようか考える楽しみが増えています。
海洋ゴミ汚染問題や資源の再利用などをITOCHU SDGs STUDIOで学ぶ
北青山にある伊藤忠商事株式会社が開設したITOCHU SDGs STUDIOで、海洋ゴミ汚染に
ついて、横浜八丈島が主催する「名画になった海展」と、様々なサスティナブル製品を扱う
「エシカルコンビニ」に行ってまいりました。
「名画になった海展」では、第1部では、「プラスチックゴミの量が魚の量を超える」と言われている
2050年の海を巨匠が描いたらどうなるか、というテーマのもと、AI技術を用いて再現した絵画を展示しています。
展示室では、壁に「富嶽三十六景」の海がゴミで汚染されている様子が描かれています。
他にもゴッホ、ポール・ゴーギャン、喜多川歌麿、、などのアートが飾られており、現代のゴミ問題を提起していました。
「名画になった海展」では、第2部では、「MicroplasticGlobe(スノードームになった未来の海)」として
海洋ゴミが生き物にどのような影響を及ぼすかを、実際のマイクロプラスチックを使用して
ゴミの影響が報告されているクマノミ、クラゲ、アオウミガメ、、などの意匠とともにスノードーム内でマイクロ
プラスチックが舞っていました。
細かく砕かれたマイクロプラスチックを見たのは初めてでしたので、ここまで小さいと海洋生物への影響は
多大だと感じました。
「エシカルコンビニ」では、資源の再利用や無駄な廃棄を減らす為、様々な工夫を用いた商品が陳列していました。
私は破棄される革の端切れを使用したバッグを購入し使用する事で、毎日大量に破棄される革の端切れを活用する意味を
考えていきます。
「エシカルコンビニ」で商品を購入したら、タンブラーをいただきました。
併設してあるカフェでコーヒーも入れてもらえます。
こちらのタンブラーも資源を再利用したマグカップとの事で、今後大事に使用していきたいと思います。
自然豊かなキャンプ場で自然との共生を学ぶ
自然豊かな神奈川県丹沢大山国定公園内にあるキャンプ場へ、DCDの林さん家族とプチ社員旅行に行きました。空気は澄んでいて、川に流れる水もとてもきれい。川の中にはオタマジャクシがたくさんいて、子供たちは大はしゃぎです。
宿泊したキャンプ場は、場内で使用された汚水を独自の高度浄化処理槽で分解処理して再利用しています。浄化処理活動を維持するために利用者は、場内に設置している環境保全型の洗剤やボディソープを使用し、トイレで使用されたトイレットペーパーはゴミとして回収して生活します。
家族で豊かな自然や生き物に触れながら、人の気配りや一工夫がこの大自然を守っているのだと実感できまし
持続可能社会とアートの共存について考える。
アート制作は、人間の文化的な活動であり、言葉が生まれる前から行われていた行為でもあることから、人間が人間らしく生きるための欲求の一つと言えます。
私自身、教室の端でノートに落書きをするような子供で、社会人になった今でもアート活動を続けています。
しかし、持続可能社会がうたわれる昨今。
科学薬品で作られた絵の具を洗うことでの水質汚濁のことや、森林伐採の上に成り立つキャンバスの生産など考えると、水質や資源を無駄にしてまでアートを生み出すことに意味はあるのかと疑念を感じていました。自分の絵を書きたい欲求で「無駄」まで生産してしまっているのではないか、無駄を生産しながら創る作品に意味はあるのかと考えるようになりました。
人間らしい豊かな気持ちが生まれる反面、そのような懸念もあるアート活動。
持続可能社会とアートの共存について考えてみました。
今回使用したのは「カラーコスメを色材へとアップサイクルする」という考えから生まれたSminkArtという絵の具です。この絵具は、製造過程によるほんのちょっとの色味のずれなどで廃棄されてしまう化粧品を企業から買い取り、特殊な技術で水に溶ける粉末状の絵の具へと加工したものです。
ケースの蓋を開けると岩絵の具のような見た目の粉末の中に、ラメがチラチラ。ラメ配合の絵の具などは最近かなり多くなっていますが、やはりカラーコスメを原料にしているだけあって輝き方がひときわ上品。
早速絵の具をパレットにだして水て溶かします。どれくらい輝くかな?
絵の具を紙に載せて見ると、おお・・・
けして素直とはいえない独特な滲みにムラのある伸び方。
色の鮮やかさや、顔料の細かさなどは、専用の絵の具には劣りますが、それでも廃棄するのがもったいないと感じる上品な美しさです。初めての素材を使うときは、気ままに楽しみたいのでどんどん色を重ねます。
色の重なりと多種多様なラメの交わりが紙面を覆い尽くすのが楽しい。
気に入ったところで筆を止めて、きれいなラメが飛ばないようにフィキサチーフを丁寧に吹きかければ作品は完成です。
2時間ほど無心で色遊びを楽しみました。
今回こういったサスティナブルな絵の具を使った活動を通して、私自身とても考えさせられました。
しかし、一番に感じたのは、やはり「絵を描くということは最高」ということ。
好きな気持ちはやめられない。だけど、ほんの少し地球のことを考えてみて、こういった絵の具を使ってみるのも良いな、と素直に思いました。
この存在意義すら美しいラメの絵の具も、とても気に入りました。
好きを「我慢」することはどうしても難しく続かなかったりするけれども、
好きに、出来ることを「取り入れる」ことは案外簡単に出来るかもしれないと感じました。
出来ることから少しづつ。持続可能社会のために行動を続けます。
もちろん「好き」も持続させながら。
SDGs日本モデル宣言を掲げている 群馬県みなかみ町を訪問
みなかみ町は、地域の豊かな自然と共生しながら街づくりを行ってきました。
それらの取り組みや、街の姿そのものが世界の目指すモデルであると評価され「ユネスコエコパーク」に登録されています。
50年前に降った雨や川の水が地中に染み込み、湧き出た温泉や
日本三大急流の一つとして知られる利根川でのウォータースポーツが観光の目玉です。
この環境を守ってきた方々に感謝をしながら、自然の美しさを存分に味わってきました。
自然を中心とした魅力的なまちづくりを体感し、豊かな資源を守っていきたいと改めて感じました。
カンタンにできることから… 海岸でゴミ拾い。
一見キレイに見える浜辺ですが、よく見るとたくさんゴミが落ちています。落ちているゴミは、ペットボトル、空き缶、たばこの吸い殻などいろいろなモノが落ちています。風で飛んでいってひらうが面倒からなのかペットボトルのキャップが割と多く落ちていました。また流れ着いたのか、網やブイみたいな漁業で使うものも散乱していました。
2年前には、地元の方が先導して全員でゴミ拾いをしたこともありました。サーフィン中にもかかわらず全員海から上がり、ゴミ拾いをしました。こういう活動は応援したいです。
拾ったゴミは持って帰って、分別して処分しました。
古本市で再発見、街と人とのいい関係
私が暮らす東京の谷中・根津・千駄木、通称「谷根千」と呼ばれるエリアでスタートした「不忍ブックストリートの一箱古本市」に参加しました。
「一箱古本市」とは、その地域に点在する店の軒先を借り、その前で一人が一箱の古本を販売・交換するという、誰もが自由に参加できるイベントであると同時に、本を介して街や人と向き合うきっかけをつくるイベントです。
コロナ禍の影響もあり3年ぶりの開催となった今年は「忠綱寺」と「HOTEL GRAPHY NEZU」の2拠点を会場に、
全25箱の店主が参加しました。
本を選定する喜びや1冊の本をきっかけに話が広がっていく面白さは普段の仕事でも感じていますが、
本を通して隣人さんやこのイベントの為にこの街にやってきた人たちと話が弾む面白さは、昔の井戸端会議そのもの。
軒先という小さなスペースや一箱という気負わなさ、「本」という会話の種が人の心を解くのだと実感しました。
SDGs目標11の達成には、魅力あるまちづくりが必要不可欠です。
この街に暮らして十数年、会社家の往復だけでは見えてこないこの街の在りようや人の魅力を再発見した2日間となりました。
奈良県が拠点の認定NPO法人「おてらおやつクラブ」を通して、おみやげのおすそ分け
「おてらおやつクラブ」は、お寺へのお供え物を貧困家庭におすそ分けする活動を通じて、子どもの貧困問題の解決を目指す認定NPO法人です。
2021年12月に開催された多摩美術大学のオンライン講義で取り上げられたことをきっかけに興味を持ち、自分にも何かできることがないかと考えていました。
今年5月、実家の北海道に帰省した際、新千歳空港でこの活動を思い出し、ささやかながらどこかの家庭のお子さんにお土産を選んでみました。
お土産のお菓子と合わせて、インスタントラーメンやお米などを送る形で「おてらおやつクラブ」の活動に参加しました。
数十万年前の鍾乳洞「ガンガラーの谷」にて自然との共生を学ぶ
ガンガラーの谷は、数十万年前の鍾乳洞が崩れてできた太古の谷。
2万年前の人類「港川人」が自然とともに生活していた居住区を巡る体験ツアーに参加しました。
ツアー参加者には、ペットボトルではなく水筒を配られ環境への配慮を感じます。
洞窟内へ入る際は、アルコールのランタンを手渡され、洞窟内をランタンの灯で巡るという
ツアー体験のワクワク感を高める粋な演出も体験できます
ガンガラーの谷の遺跡を体験し、旧石器時代の人間がいかに自然と共生に思いを馳せることができました。
今後、我々が地球環境についてできることや、ライフスタイルについて改めて考える良い機会になりました。