「廃材×伝統工芸」で、持続可能な社会を想う
芸術の秋、DESIGNART TOKYO2022「再生工芸展」へ参加しました。
この「再生工芸展」では、捨てられてしまう廃材などを作家さんや伝統工芸の力でもう一度暮らしのなかに再生させようと生み出された作品が数々展示されています。
本来の役目を終えてしまったものたちが生まれ変わった姿にワクワクしたのはもちろんのこと、「地域に根付きながら、日常に溶け込むこと」や「環境への配慮」、「長く使い続けられるものを作る精神」など、伝統工芸はずっと前から【持続可能な社会の実現】と切っても切り離せない関係にあることを再認識しました。
「古き伝統を学び、新しいものへと活かしながら、長く息づくものを作っていく」
この精神を忘れずに、ものづくりと関わっていきたいです。
作ったからには余すことなく使い切る
わが家では何十年も前から畑を借りて、自家栽培を行っています。
今年の夏はきゅうりやピーマン、オクラが例年より収穫できました。
また、現在でもまだ収穫できているイチジクは、ピーク時には社内で配ったりと、中々好評でした。
そろそろ夏野菜も終わりを迎えてきましたので、大根とほうれん草を植えました。
少し前に植えた大根は、葉は漬け物や細かく刻んで煮物にしたり、本体は早くもおでんとして食しました。
本来捨てられる部分も使い道があるので、売り物より廃棄量が少ないと思います。
捨てられものでいえば、芋づるも中々おいしいので機会があれば皆さんも食してみてください。
【地産地消】地元で採れた野菜・果物を料理して食べてみました。(奈良県/大和郡山市)
大和郡山市にある産直市場「よってって」に行ってきました。
ここでは地元の農家さんが作った野菜や果物を自ら値段を決め、収穫後に直接店舗へ出荷・陳列しています。新鮮な野菜や果物、花など市場を通さずに直接購入でき、「新鮮」「安心」「安価」な地場産が手に入ります。日頃よく行くお店で改めて店内をみるとたくさんの地元で作ったものがあると驚きました。
・今回購入し料理した野菜は、白菜(上田農園)・ししとう(石橋農園)・なすび(乾農園)・ほうれん草(角田農園)・ミニトマト(南農園)・小松菜(天理市 倉島農園)その他→大和豆腐・玉子(十津川村産)
・大和郡山駅の近くに大和郡山で作られている日本酒蔵元【中谷酒醸造所】が2022年10月にオープン致しました。
日本酒体験醸造が体験でき、清酒バーも併設されており出来立てのお酒も飲めると言う事でいってきました。
グラス一杯の清酒、もしくはソフトドリンク(何れも300円)が入場料となります。
入場された方は近隣で購入した食物を持ち込むことができます。私は今回、商店街のお魚屋さんで購入した、きずしを持ち込み、1杯(90ml)300円のお酒で美味しくいただきました。お土産でボトル(300ml)900円を買って帰り料理したものと
美味しく頂きました。
今回、料理したもの
●ほうれん草と大和豆腐のしらあえ
●白菜と巾着の炊いたもの
●茄とししとうの煮びたし
後、日本酒(中谷酒造)
古都奈良をめぐり 環境保全。住みつづけられる街づくりへの取組に触れてきました。
【春日山原始林】
世界文化遺産の春日山原始林。
鹿の影響で近年は森に緑がなくなってきているそうです。
奈良と鹿。誰もが目にする光景も地域の方によって守られており
環境保全の難しさに気付かされます。
【奈良町】
古きものと新しきものがうまく融合したオシャレな街の魅力と、
興味を唆る物が多く1日中楽しく散策してきました。
ここに出掛けるといつも、食べる。食べる。まだ食べる!なのですが…
違う視点で旅することで、地域活性化に取り組まれている活動等も見る事ができました。
賑わう街は、地域の方の思いと努力があって成り立つことに
気づき感謝の気持ちを思い出す良い旅になりました。
我が家も、まずは自治会に積極的に参加します。
子供たちとSDGsを考える
子供が通っているサッカーチームにSDGsの取り組みを伝えたいと考えていたところ、国連本部が販売しているSDGsサッカーボールを見つけました。
FIFA基準を満たしおり、練習でも使用可能なボールということで購入しました。練習に持って行くと、カラフルなカラーリングで、何も説明しなくても子供いたちはSDGsボールの認識し話題になりました。
ボールの特性として、安全な水性インクを使用して着色水を消費せずに製造している事を説明し、SDGsについて子供たちと一緒に意見交換をしましたが、私よりもよく知っている子供たちがいて、私自身取り組みについてもっと勉強しないといけないと感じました。
今までにない「街」とのかかわり方
かれこれ1年半ほどしているリモートワーク。せっかく場所に縛られない働き方ができるので、元遊廓を改装したというホステル「UNKNOWN KYOTO」に宿泊しました。
日中はコワーキングスペースで作業。
チェックインのときに宿周辺のおすすめスポットが紹介されている紙をもらえたので、それを参考に、仕事終わりは近所のカフェで夕ご飯。宿だけで完結するのではなく、街に繰り出せるよう工夫がされていて素敵だなと思いました。
いつもと違う場所でいつもと同じような暮らしを送る。住むわけではないけど、ただ観光するだけでもない。そんな新たな「街」との関わり方がリモートワークではできるのだと感じられました。
ソイワックスと天然精油を使った環境に優しいキャンドルづくり
今年は電力需給がひっ迫し節電の呼びかけがありましたね。
これから冬にかけ一般家庭でも消費電力が増えることが予想される中、
環境に優しい素材でキャンドルづくりを体験してみました!
〜キャンドル制作〜
日本ヴォーグ社が販売する、大豆から抽出したソイワックスキットを使用します。
一般的に石油から作られるパラフィンワックスと比べ環境に優しい素材です。
ソイワックス自体はほんのり優しいミルクのような匂いがしました。
鍋に瓶を入れソイワックス(160g)を丁寧に湯煎していきます。
精油をゆっくりと入れ、固まるまで1時間ほど放置したら完成です!
〜実際に火を灯してみました〜
予想より明るく、もう1つあれば本を読んだりPCをしたりと十分に過ごせそうでした。
使い方と大きさによりますが50gほどで最大10時間の燃焼が可能なため、
電気とうまく組み合わせると節電にも有用そうです。
自分で手を動かしてものを作る体験は久しぶりだったので、楽しくSDGsに取り組むことができました。
廃油を使った究極のエコなキャンドルを作る方法もあるそうなので、次回チャレンジしてみようと思います。
チョコレートから考える途上国の魅力とそれを支える人々
今回9月に銀座でOPENした”LITTLE MOTHERHOUSE CHOCOLATE FACTORY SHOP”を訪問しました。ここはアパレルを扱うMOTHERHOUSEという日本人の方が始められたバングラデシュ発の企業が運営をしています。
私は普段からそちらのリュックを愛用しており、その流れからこのショップについて知りました。(ちなみに当日このリュックで行ったところ店員さんに「いつもありがとうございます」と声をかけていただき嬉しいような恥ずかしいようなそんな気持ちになりました)
こちらのショップで提供されているチョコレートは、まるでアート作品のような色鮮やかさとグラデーションがとても魅力的でした。もちろんお味の方もバッチリです。
運営企業のMOTHERHOUSEは、自社工場の労働環境として給与水準の高さや年金・医療保険の整備などしっかりとした福利厚生を提供しています。私自身海外工場の、特に途上国での労働力というと「安い」ということばかりで労働環境などロクでもないのではと悪い想像ばかりしてしまいますが、これからもっとこういった企業が増えるよう微力ながら応援していきたいと思います。
食材や廃材をリサイクルする循環型の素材について学ぶ
10月末に企業向けに開催された「SDGs対応技術展2022」へ行ってまいりました。
この技術展では50近くの企業がSDGsに関連する素材や技術を紹介していました。
都インキ様の<サステナブルブラックインク>は産業廃棄物として処理されているインクを回収してリサイクルして作られたインクで、廃棄処理にかかる二酸化炭素排出を抑えたインクです。
その他、廃木材を紙のように加工した紙やお米から作った紙など、廃棄物を再利用した紙素材も複数ありました。プラスチック削減と廃棄物のリサイクルという両方のことが考えられている素材で素晴らしいと感じました。
「本来ゴミとして処分されるものを再利用する」という考え方は自分の身のまわりでも活かせるものだと思います。今回の技術展で得た考え方を自分の生活にも活かしていきたいと思いました。
「海の豊かさを守ろう」を身近な問題として感じるには
小学生になった子どもにSDGsの理解を促したいものの、手触りのひとつでも無いと問題の認識ができないのではということで、「海の豊かさを守ること」をテーマに2つの体験をしに和歌山へ行ってきました。
1つは釣りの体験を通じて、自ら釣りあげた魚の重さを感じ、市場で捌いてもらった刺身を食べ、五感を通じて魚を体感すること。
もう1つは、イルカとのフィーディングを通じて、海の生き物の生態を知り、コミュニケーションを取ることで、その命を感じること。
どちらも新鮮な体験だったようで、とても喜んでいました。
アドベンチャーワールドではイルカショーの後に、海洋プラスチックゴミについて解説する時間があり、「年間800万トンの海洋プラスチックゴミが海に流れている。これは、シロナガスクジラ110頭分のゴミが毎日流されているのと同じ重さなんです。」というフレーズを聞いて、子どもも事の重大さに響いた顔をしていました。
翌日は、海の生き物達を思い浮かべながら浜辺のゴミ拾いへ。前向きにゴミを探す姿から、海の豊かさの未来について考えるきっかけになったのではと感じました。
廃校になった小学校を再利用して住み続けられるまちづくりを
実家のある京都府北部の福知山市で、廃校になった小学校を活かして和栗お菓子の生産工房や販売・カフェとして活用しているお店があるという噂を聞きつけ訪問してきました!
家から車で10分程の隣町の小学校(田舎感覚的にはめっちゃ近い)なのですが、人口減少した村の合併・吸収に伴い2020年に廃校となったそうです。地域に新たな雇用を生み出し活性化・企業と地域の双方向のコミュニケーションの場とすることを目的としてこの里山ファクトリーが作られました。
アクセスはほぼ車になるので駐車場は広く、図書館がカフェスペース・2年の教室が販売スペースになっていました。また別校舎では1Fまるまる工房になっていたり、旧体育館は材料保管スペース、グラウンドに東屋があったりと学校だった時の良さをそのまま活かしつつうまく活用されていました。
卒業すれば入る機会も限られてしまう学校に、いつでも気軽に入ることができ懐かしい思い出に浸れるのはこういった取り組みならではの良さではないでしょうか。
空き家の増加や廃業・廃校に伴う管理など地域でも身近な問題となっている課題に対して良い解決事例になっていると思います。今回の70周年PJが、身近なものに目を向け改めて知る良い機会となりました。
ベトナム戦争から学ぶ「知ること」、「考えること」
ベトナム ホーチミン市にある戦争証跡博物館を訪れてきました。
ベトナム戦争は1950年代後半から1975年までロシア・中国が支援するベトナム民主共和国(北ベトナム)とフランス・アメリカが支援するベトナム共和国(南ベトナム)が争った戦争です。
この戦争には二つの特徴が挙げられます。
1点目は技術発展によりナパーム弾、クラスター爆弾など殺傷能力の高い新しい兵器が実戦投入された戦争であるという点、
2点目はそうした兵器による戦争被害がジャーナリストによって世界中のメディアで報じられ、世論に大きな影響を与えた点です。
こちらの博物館にはジャーナリストによって撮影された写真が時系列に沿って展示されています。
写真の中にはピューリツァー賞受賞した沢田教一さんの「安全への逃避」を始めとした日本人記者によって撮影された写真も多く展示されていました。
特に、外国人記者として初めて北ベトナム軍への帯同撮影が許可された石川文洋さんの写真は初めて目にするものも多く、戦時中の北ベトナムの様子を知ることができたのは貴重な経験となりました。
(チヌークの実物もとても大きかったです!)
ベトナム戦争の終結から約半世紀経った今でも世界では戦争が続いています。
私は現在のロシア・ウクライナ戦争の契機となる、東ドネツク紛争が勃発した2014年3月にウクライナ〜ロシアに滞在し、ナショナリズムの高揚や戦争前夜の緊張感を肌で味わいました。
人類史と同じ歴史を持つ戦争が簡単になくなるとは思いませんが、過去と現在を知り、未来のために何ができるか考えることを止めてはいけないと改めて感じました。
茶畑で農作業のお手伝い
奈良で活動されている「畑ヘルパー倶楽部」という団体を通じて、農作業のお手伝いをしました。
作業は全長約10mの茶畑の草むしり。有機栽培をされているため野生の草花は生命力が強く、鎌を使いながら、切っては束ねて重ねるという動作を無心で繰り返しました。作業前は縦横無尽に草が伸びていたけれど、作業後は人がすーっと通れるくらいまですっきり。
休憩時間はこの農園で作られたお茶をいただきながら、農家の方とお話しました。普段当たり前に口にしているものにも、人の試行錯誤や自然の恵みが詰まっていることに気づかされた時間でした。
健康のうえに成り立っているプロスポーツを観戦。 スポーツを通じてさらなる交流の輪を
10/23 奈良での「奈良FC vs 鈴鹿PG」を試合観戦。
選手の不断の努力から生み出されるギリギリの攻防とナイスプレーは、驚きと感動の連続。
自分と5歳違いのKAZU選手が若い選手とプレーする姿には勇気をもらった
サッカーを始めたキッカケは先輩がスポーツメーカー様と取引を始め、当社内に「東成コロンビア」というチームを
作ったことからであるが、それから25年ほど、おかげさまで沢山の人と出会え、仲間も増えた。
今も「日本サッカー協会」「新日本スポーツ連盟」「西日本OBサッカー連盟」に加盟している3チームに
所属し、年間40試合ほどプレーしている。
目標は2021年関西で開催予定であった「ワールドマスターズゲームズ」に参加予定であったがコロナ過で延期となり、
25年台湾開催での参加を再度目指している。
仲間とケガ・故障に注意し、健康を維持しながらスポーツによる輪を広めてゆきたいが
さて、そこまでカラダが維持できるかどうか..
地方創生SDGs達成に向け、邁進している鹿児島県への訪問
地方創生SDGs達成にむけ優れたSDGsの取り組みを提案し、邁進している鹿児島県鹿児島市。
その鹿児島市を中心に、今回はさまざまなところを訪問してきました。
まず、伊佐市にある曽木の滝公園へ行きました。
この公園のメインは、名前にもある通り、曽木の滝。日本に「東洋のナイアガラ」と冠する滝は3つあるそうですが、そのうちの一つです。
滝のそば、20mほど離れている一番近いところでも、水飛沫が降りかかる勢いがすごく、圧巻の光景でした。
滝は鶴田ダムへ続き、薩摩方面へと流れていきます。
この圧巻の景色は、流れに流れて薩摩の人々の古くから生活を支えているようです。
次の紹介するのは、鹿児島市に位置する「いおワールド かごしま水族館」。
桜島へのフェリー乗り場の近くにあるこの水族館は、施設からそのまま錦江湾(鹿児島湾)へと繋がっており、日に数回行われるイルカショーに登場する子たちは、普段はこの錦江湾で過ごしているそうです。
独自でSDGsへ取り組んでおり、訪れる子供たちにも分かりやすいように説明した後、水族館で取り組んでいるSDGsを紹介。展示との連動を意識しながら掲載されていました。
海の生物に触れられる体験コーナーは誰でも楽しめ、海鼠は独特の感触が印象的でした。
本来は指宿へ訪問する予定でしたが、台風直撃していたため予定とは別の施設を訪問、また1日はホテル待機でした。
次回の訪問時は指宿含め他の場所も訪れようと思います。
日本最古の刑務所建築、旧奈良監獄の歴史を学ぶ
明治41年誕生の旧奈良監獄は実家から車で5分ほどと近く、地域住民としてはその全貌が気になる施設でした。今回、日本最古の刑務所建築として継がれてきた施設の歴史と建築文化を深く知るツアーに参加。元刑務官が約2時間たっぷりと案内してくださりました。
この場所の特徴は、門構えから美しい煉瓦造り。以前から前を通るたびに「門の向こうはどうなっているんだ…」とずっと気になっていました。内部に入ると、美しい煉瓦造りの建物が並んでいました。ロマネスクを貴重とした洋と和の要素を用いた建物なのだとか。中央の建物はハビランド・システムという中央に見張所を据えた中央看守所となっており、放射線状に5棟の舎房を配置。床がなだらかな坂になっており、中央に立つと確かに見渡すことができました。
非公開エリアの地下や独居房、医務所など見どころは盛りだくさん。どれも興味深く、特に元刑務官のリアルな話が良かったです。少年院と呼ばれていたため受刑者は少年ばかりと思っていましたが、26歳以下初犯の受刑者が収容されていたのだとか。比較的更生しやすく大人しかったことや、自家製の豆腐を製造していたなど、いろいろなお話を伺いうことができました。
刑務所として機能してきたこの場所は2017年、その歴史を閉じ文化遺産に登録。2024年には、星野リゾートのホテルとして生まれ変わる予定です。5棟のうちの1棟は明治時代の姿に戻し史料館として残されるのだとか。機能は変わっても歴史や文化を後世に残す大切さ、また当事者の話を語り継いでゆく重要性を改めて体感できました。